身近な人のカウンセラーにはならなくていい~大切な人をサポートするための処方箋

身近な大切な人が、落ち込んでしまったり、悩んでいると、やっかいなのは、こちらまで勝手に、自分に不甲斐なさを感じ、かえってイラついてしまうことだ。

身近な大切な人をサポートするためには、まずは「聴く」こと。間違っても「訊く」のはダメ。

「そうなんだね」
「どう思う?」
「どうしてそう思うの?」
「そうなんだね」
と聴いてみる。こうして素直に話してくれない場合は、途中でやめればいい。
「ごめん。答えにくかったね。」と。

「なんで、わからないの?」
「なんで、言ってくれないの?」
はやめる。

そしてね、ちゃんと話してくれたからといって、聞くことができたらからといって、自分を○○(身近な人)のカウンセラーだとは思ったり、自称しない方がいい。

それには密かなる支配が聞こえるから。

身近なその人にとって、あなたはあなた以外にはなり得ない。

支配が始まると、その「聴く」は全く役に立たなくなる。

だから当然、「聴けない」ときもあっていい。

境界線を明確に。
自分の考えたこと、感じたこと。
相手の考えたこと、感じたこと。

そこに区別が必要だけど、間違いは一つもない。

自分とは違う。

と感じたら、それをそのまま伝えるだけ。

それだけで、それを繰り返すだけで、お互いに気持ちがちゃんと、解れていく。

臨床心理士 新谷

☆カウンセリング
初回90分 9,000円+税
以降50分 7,000円+税


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2018年02月05日 Posted byしんまゆ at 19:13 │Comments(0)カウンセリング

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